多趣味な坊やの音楽ブログ

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オレンジ/pray

先日、赤い公園のシングル「オレンジ/pray」がリリースされた。未視聴なのを後悔しているドラマ「時をかけるバンド」の主題歌に起用されている。

タイアップ元を未視聴のままなのもなんだがMVと共に感想を綴っていこうと思う。

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 ジャケット公開がリリースまでわからなかった(はず)のでこれにはかなり驚いた。メンバーそれぞれの特徴を捉えて描かれている。服なんかも。オレンジ、というよりかは赤く染まる街によって公園にいる四人が映えている。

・オレンジ 


赤い公園「オレンジ」Music Video

三曲通して言えることだが、楽曲や映像の中で津野米咲が生き続けていることが感じ取れる。MVではあたりまえのようにそこに立ち、ギターを抱え、前にはピアノが置いてある。そしてそれらを踊りだすかのように演奏する姿を見て涙を抑えることができなかった。この姿を生で見ることはもうできない。格好つけにしては格好良すぎるさまを最後に見ることができたのは嬉しいがどうにも悲しくなってしまう。

さらに石野理子の表現力の高さにも注目できる。MVそのものは10月前半には撮り終えていたと考えられるが曲中の彼女の表情、特にラスサビ前はここ数週間の間に撮ったもののように思えてしまう。それほどに彼女の表現力が高いということだろう。そして「笑ってみせろ」に続くラスサビで見せる笑顔も素敵だ。

新体制になってからこのように終始メンバーが演奏しているだけのMVはこれ以外だと「消えない」くらいだろうか。演奏の格好良さに魅せられる楽曲だった。

 

・pray


赤い公園「pray」Music Video

直接的な表現は避けるが、どうにも何かを感じてしまう歌詞でMVである。実際はそんなことないのだろうが。

サビの終わりの歌詞に「君の旅」と出てくる。旅で考えるのは前ボーカル佐藤千明在籍時の「jouney」である。あちらのMVではメンバーがそれぞれ違った場所にいるのに対し、こちらはメンバーが一緒にいる点が対照的だ。

一人と三人で別々の旅路を行き、今違う旅路に進んだ者への祈りを捧げているのだろうか。時も経ち、それはそれは正直な気持ちで「君が好き」と言うこともできるようになった。そしてMVではメンバーが車と船で旅をしており、この曲が新たな四人でこれから続く旅への決意ともとることができた。

私個人的な赤い公園の好きなポイントとしてコーラスが挙げられる。(特に紺に花のが好き)この曲でもサビ中の裏でコーラスがあり、さらに最後の「笑ってるから」の裏で「願ってるから」と歌っている。このコーラスもあって最後まで曲に引き込まれるのであった。

「明日は明日の風」を信じてきたからこそここまで来れたのだと思う。そしてこれからもどこまでもいけるはずだ。

一人旅立ってしまったが、彼女の旅もまた美しくあるよう祈るばかりである。

 

・衛星

2分ほどの曲で、デモ風な仕上がりになっている。

真夜中に離れた相手と電話をする二人を衛星が見守るのだが、似た表現に「夜の公園」がある。あちらでは夜の公園で会話をする二人を灯りに紛れ月が見張り、灯りの向こうで星がはしゃいだりしている。

「まぶたで天井をふさぐ」が最初どういうことかわからなかったがベッドで横になってこの曲を聴き、目を閉じた瞬間それがどういうことだったのかわかった。目を閉じることによってより相手の姿が思い起こせる。

「夜の公園」よりももっと遅い時間の、月も眠くなっている時間帯に離れた二人を衛星が繋いでいる。情景を想起しやすく、優しい気持ちになれる曲である。

 

以上三曲の感想を綴った。なるべく感覚を開けずに投稿したいので細部の考察についてはまた別の機会にしたいと思う。

そして三曲ともにドラマ内のバンド、ちゃあはんによるバージョンがあることを今更知った。本編に深く関わる点もあるだろうし早いうちにドラマを見たい。現時点だと見れるのはFODくらいだろうか。加入も検討しよう...

急ぎ目で書いたがとりあえずここまで。途中で止めてると色々考えて加筆してしまうので。後からちまちま編集するかもしれない。

 

読んでくれた人、ありがとうございました。